私は釧路で生まれ育ち、高校卒業と共に釧路から離れ東京で建築の仕事をしてきました。釧路を離れてから見えたのはこの街の良さ。木道が続く湿原や川沿いの風景、夏の涼しさ、青くて広くて近い空、オレンジ色の灯りに包まれる街並み。そんな大好きな街に、いつかは戻って何かしたいと思い続けてきました。
2017年、最初のUターン移住を考えたとき。25歳だった私は釧路で何か「まちづくり」に関することがしたいと夢を語り、先に活動を始めていた人たちに会いに行きました。けれど、「やってみたらいいよ」と優しい言葉をもらう一方で、一緒にやる仲間を見つけることができず、仲間もツテもなく仕事もなく何をやったらいいのかもわからない状態で思い切って飛び込むことができずに移住を諦めました。それから6年。釧路で何かアクションを起こしたい。その想いは持ち続けたまま、もう一度Uターン移住を考えて、2023年、釧路に戻ってきました。
戻ってきてからも、すぐに仲間が見つかったわけではありません。(1人でやれればいいんですけど、私は仲間と一緒にやりたい)地域おこし協力隊として動く中で香川県三豊市を訪れ、地域の若者たちがやりたいことを語り合い、応援し合いながらアクションを生み出している姿を目の当たりにしました。ああ、これだ。釧路にも、こんな「語り合える場所」「背中を押し合える場」「同じ方向に向いている仲間」が必要なんだと確信しました。
その想いを形にすべく、今、私は「株式会社釧路オールアクション」の設立に向けてラストスパートをかけています。
釧路にアクションが生まれる場所を作りたい
釧路は本当に素晴らしい街です。でも何かを「やってみたい」と思った時に、それを口に出せる場、相談できる仲間、アドバイスをくれる人を見つけられる場所はまだ足りていないと感じています。だからこそ、日常の中で「こんなことをやってみたいんだ」と気軽に話せて、「それ面白いね」「あれどうなった?」「やってみよう」と言い合える場所を作りたいと思いました。
今準備を進めているのが、
- ペンギンファーム(スタートアップ応援スペース)5月11日オープン予定
- ペンギンハウス(移住検討者向けゲストハウス)夏頃オープン予定
です。ここから、アクションが生まれていく未来を信じて取り組んでいます。
仲間になってくれた皆さんに感謝を込めて
私一人では絶対にここまで来ることはできませんでした。釧路で「面白いことが始まるかもしれない」と応援し、力を貸してくださった方々がいます。
私の話を聞き、「面白いじゃないか」「やってみたらいいよ」と反応をくれて、出資や応援をしてくださった方々がいます。
その存在が、私自身にとって何よりの勇気となり、「本当にやってみよう」と思えたきっかけです。現時点で、釧路の経済界の皆さまや地域の方々、そして心強い仲間たちに多大なご支援をいただいています。
お名前は、正式な場で改めてご紹介させていただく予定です。今はまず、この場を借りて「心から感謝しています」とお伝えさせてください。
そして、この場所を形にするにあたりさまざまな面でご協力くださっているk-Hack、また日々さまざまな助言をくださっているビルオーナー様にも、心からの感謝をお伝えします。
私だけじゃない、釧路にも“ファーストペンギン”がいる
「最初に飛び込む勇気ある一羽」をファーストペンギンと言います。もちろん、釧路にはすでにたくさんのファーストペンギンがいます。それぞれがアクションを起こしている姿に、私自身も何度も励まされました。
私もその一羽として、次の誰かの最初の一歩を後押しする存在でありたい。私が作るこの場所から、「自分にもできるかもしれない」と思える人が少しずつ増えていくことを信じています。
最後に
先日、北海道新聞に掲載していただいた時、偶然釧路を訪れていた栃木の方から「応援したい」とお声がけいただきました。そのお話は、また改めてご紹介したいと思います。
今、ようやくここまできました。釧路で実際にアクションが生まれていく。そんな流れを釧路の皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。
どうかこれからも、見守り、応援していただけたら嬉しいです。
株式会社釧路オールアクション(設立準備中)
代表予定者 小野寺理江